2011年03月28日

【特集】大会新書覚書

活気ある大規模大会も、地道な下積みあってこそです。
運営の歴史を紐解けば、地域に根を張り、イベントらしく華々しい彩りをつけるための、まさに花木を育てるかのような労苦があります。
自らの企画を活気あるものとして咲かせるためには、具体的にどういった行動が必要か。
九州各地で大会に関わられている佐賀県のADDPさんに、経験談からなる文章を依頼しました。
今回は「企画」に主軸を置いた内容になっております。ふにふにさんの手による『CS運営に関するお話』と合わせてお読み頂ければ、一層楽しめるのではないかと思います。

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季節の変わり目如何御過ごしですか? どうもTCS運営委員会副代表及び機動六課リーダーのADDPです。

今回は非公認大会を開くにあたって……という話について私のTCS運営委員の経験とか何かそういうものからそこはかとなくそれなりに話をしてみたいと思います。
大型非公認大会を俗にチャンピオンシップ、CSと呼ばれるそれは最近津々浦々各々各地域で沢山開催されている事は皆さんご存知と思います。昔に比べれば安売りの様に開催されエントランスさんの記事を賑わせています。
既にCSは参加者にとっては勿論、主催者になる人にとっても身近なものになったのでは無いでしょうか?

それを踏まえて、これから主催者になろうという人に向けての話……。
これだけCSが身近になると自分でも簡単に開けるんじゃないか? と思うのは自然な流れだと思います。
そもそもそう行き着かないとこれだけの数のCSは発生しないでしょう……、ですが“CSを開催出来る”と“CSが成功する”はイコールではありません。
何をもって成功とするかは個人の物差しなので曖昧ではありますが、皆さん各々が成功の形を想像しながら読んでもらえればいいと思います。



寄稿:ADDP(チーム「機動六課」リーダー、「TCS運営委員会」副代表)
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@参加者

大型非公認大会、とりあえずは最低100人は考えましょう……、まずは仮定として100人集めるつもりで50人しか集まらなくて成功かどうかは微妙なラインですが私は断然絶対失敗だと思います。
自分がそんな失敗をしたらと思うと余りの先見性の無さにヘドが出ます。
そんな汚ならしいヘドを出さないでいい様に参加者数の想定は慎重に行うべきです。
じゃあ最初に考えるべきは“どうすれば人が集まるか?”だと思います。

そして私の解答は“人間関係作りの大切さ”だと私は思います。
仲間を作る事です。
親密な仲間とまではいかなくてもいいです。顔を合わせれば挨拶をし会話ができ、たまにフリーをするくらいで十分です。
そんな仲間を出来るだけ沢山作りましょう……、と言うか大会に行ったりしてればそのつもりが無くてもそのくらいの友人は勝手に出来るのでわざわざ構える必要は無いでしょう、普通に大会に顔を出して楽しく遊びましょう、普通に極々普通に当たり前の様に当然に同志仲間達と遊びましょう。
そして、そんな人間関係を構築してから大会を考えます。
だいたいの人が友人が大会を開くとなれば参加をします。
私もそうです。皆さんもそうでしょう。
その時点で20人くらいは参加者が集まるのではないでしょうか?
何はともあれ人と人との繋がりは大切です。
過去のどんな偉人も一人で全てを成し遂げた者はいません。
自分がいて仲間や同志がいて初めて何かが成し遂げられるのです。

私の身近でならTCS、TCSの現在の形まで持ってこれたのはやはりTetsuの足で築いた交友関係の広さというのが大きいと思います。


A告知

告知と言うか宣伝は現在ネットが主流です。
とりあえず今ならFordさんところのエントランスに一本宣伝をお願いする事をオススメします。
それによって全国の多数の決闘者に周知されます。
次はそれ以外のネット宣伝、わりとどの地方にもある遊戯王系ローカル情報サイト、九州なら『――――体は札で出来ている。』みたいなところに宣伝依頼するのは鉄板ですが、重要なところはそれ以外にもあります。
それは地元の有名プレーヤーに宣伝依頼をする事です。
上の項での仲間作りが出来ていればそう言った依頼も気兼ねなく出来るでしょうし
B「Aが出るなら私も出よう」
C「Bが出るなら私も出よう」
という様に俗に言う友達の輪は連鎖拡散します。
やはり人を呼ぶのは人なのです。

そしてそれらの宣伝告知の前準備としてまずやらないといけないのが大会サイト作りです。
サイトはlivedoorblogやFC2blogあたりで無料でタダで携帯から簡単に作れるのでチョチョイのチョイです。
出来れば2ヶ月くらい前には宣伝を始めましょう。
社会人しかりフリーターしかり、シフトは一ヶ月刻みだったり休みの申請は一ヶ月以上前にと想定すべきです。つまり必然的に2ヶ月前には宣伝を開始する事になります。

後は近くのカードショップに顔を出して大会とかで宣伝を行います。
店の人と仲が良ければ非公認大会と店の大会が被らない様に打ち合わせが出来たりもするでしょう、このへんもやはり参加者同様に交友関係が大きく関わると思います。
TCSでも店舗回りやポスター貼り等でネットの届かないところにも力を入れ人と人との繋がりを蔑ろにしない様にと努めています。
余談ですが本州の人、北海道の人的には内地から遠征に来た人の話を聞くとポスターとか作ってるのはTCSくらいらしいですね。


B大会概要

さてサイトの開設にあたって大会の概要を考えましょう……。

先ずはちゃんとした大会であるというアピールです。
ルールがしっかりしてる、時間がしっかりしてるの二つが一番大切です。
相手に不安を与えない様にしっかりとやりましょう。

蓋を開けてみればガッカリ……、と言う展開は誰しも嫌います。
ですから人は中身の確証や予想や期待の無い箱を好き好んで開けようとは思いません、開ける時は好き好まざる理由です。
猫の死体が入った箱を開ける物好きは極少数派です。


C賞品

これはそれなりでいいです。無駄に豪華にする必要はありませんが、こりゃアドだぜ! と思わせる程度に用意しましょう。
ほとんどの参加者にとって賞品はわりとどうでもいいです。
例えば60人の大会で一般的に賞品が出るベスト3に入る確率は1/20です。
その1/20、5%に『自分は入る!』と思ってる人は多数ではありません。
皆さんはやはり大会に出たいから、楽しみに来てる訳です。
ただ端から賞品がショボい大会は印象悪いですし、運営が丸儲けする大会の批判は各所で聞きます。
ですのでそれなりにいい賞品を用意しましょう。
栄誉有る優勝に相応しき賞品が望ましいです。
けして敗者の屍を跨ぐ勝者を蔑ろにする事はあらゆる人が誰の為にも看過してはならないのです。
そして希望を捨てない限りあらゆる人に優勝する確率が有ります。
主催者は賞品を無理に拘る事が無くとも参加者のその気持ちを忘れてはなりません。


Dそれ以外

サイトの更新、参加者リストは随時更新していきましょう、さっきも言いましたが人を呼ぶのは人です。
まず人が集まる事をアピールしましょう。

例えばエントランスで大会宣伝を見て興味が沸きURLへ飛ぶ、そこで普通の人は参加者リストを見ます。
大会の繁盛具合や仲間の誰か出るのか知るためです。
もしその時に参加者リストの数が少なかったらどう思うでしょうか?

いい印象を持つ人はいません。

そんな事態を防ぐ為に最初に言った仲間には早めにエントリーをしてもらいましょう、とりあえず20人エントリーして有れば無難でしょうか? 初期段階でそれくらいあれば不審に思われる事は無いでしょう、ここは私の印象論ですけど20人を素早くエントリーするまでが最初の勝負だと思います。



だいたいこんな感じでとりあえずの表面的なものは充分でしょう、これでCS開催にあたって事前に出来る表面は出来上がったと思います。

次は中身ですね、ここまで読むのにだいぶ疲れたと思います。
無理せず本に栞を挟む様にブックマークでもしてくれるといいかも知れません。


当日の話……、この辺は極々簡単に簡易的に深く内容に入り込まずにいきます。
書くと本当に長くなるので……。

@受付

CSにおいて時間が後ろにはみ出る一番の理由は受付から一回戦開始までの手際にあると思います。
2010年のTCSでは雪による天災とは言えまずまずと思った計画で時間が押したのは痛恨にして屈辱の極みです。
受付等開始前の動きは充分よりも更に余りある計画と人員を割きましょう、それも人と人との繋がりによって成せる事でしょう。


Aジャッジ

私の感覚では参加者:ジャッジの対比で30〜50:1が有れば大きな問題は無いと思います。
実際のところ会場の広さも関係してくるので狭い会場に人を詰め込めばその限りでは無いです。
そして次にポジションとしてヘッドジャッジ、ヘッドジャッジにはカードのルール以外の全てを担当します。
例えばプレーヤーが突然銃を取り出し対戦相手に発砲、二の腕から先を吹き飛ばしてしまった場合、ジャッジは注意警告失格等の判断を迫られます。
この様な事が一度ならいいですが大会中二度三度とあり、それを各々別のジャッジが判断した場合、全てが同じ基準の元にジャッジングが行われるとは限りません、その様な事が無い様にカードのルール以外の判断に責任をもつ立場、ヘッドジャッジが必要になる、と思います。

だいたいこんな感じだと思います。


大雑把にまとめると、人と人との繋がりを大切にしましょう、人の気持ちを考えましょう、という事です。
ここを蔑ろにしなければその経過から結果にいたるまでにどんな紆余曲折があっても良い結果が得られるのでは無いでしょうか?



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<参考リンク>
ADDPさんblog
「━━━━体は札で出来ている。」
Tetsu Champion Ship
(本記事に対するご意見・ご感想がありましたら、duelentrance.ford☆gmail.comにお寄せ下さい)
posted by Ford at 16:53 | TrackBack(0) | 文献 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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